2007年11月:カテゴリー
遠視の補正
屈折補正は、調節力を働かせない状態で遠方が明視(ピントが合ってはっきり見えている状態)できる度数の凸レンズでおこなわれる。一般的には眼鏡・コンタクトレンズ
を使用する。
遠視眼は長い間常に調節力を使用している状態にあった事が多く、いわば調節することがくせになっており、調節力を使用していない状態になりにくい。
そのため、遠視が潜伏しやすく測定に注意が必要になる。
調節力を働かせていない状態にするには、確実に強すぎる凸レンズをテストフレームに入れて装用し、視力0.1程度の近視の状態でしばらく目を休めてから測定する方法(雲霧法)などが取られる。
毛様体筋の緊張が解けにくく、雲霧法等で測定しても検査のたびに度数が大きく変動し、遠視の程度がわかりにくい場合は、処方度数の手掛かりを得る手段として、眼内の筋肉を麻痺させる薬剤を使用し、他覚検査(光学検査機器で眼内の屈折状態を読み取る検査)で度数を調べる方法もある。
ただし、薬剤を使用すると筋肉の生理的緊張まで麻痺してしまうため、通常とは異なった状態での検査となり、検査結果の度数をそのまま眼鏡等で装用すると、通常は強すぎて遠方が明視できない。
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